2016-12-01

「彼方からの旅人」、読了

11/30付でファミ通文庫より発売された、神姫PROJECTのライトノベルについての感想です。
また、特典神姫「デメテル」についても少し。




1日遅れたのは、田舎に住んでいるためです。
現在の居住地では新刊は1日遅れて店頭に並ぶのです…(謎の言い訳)。

神姫PROJECT 彼方からの旅人


神姫PROJECT 彼方からの旅人 (ファミ通文庫)
(クリックでAmazonの商品ページに飛びます。)

印象操作するため、良くないと思った点から書きますね(何)。

氷上さんの著書を読んだことはないのですが、ちょっと文章が雑だと思いました。
プロの作家さんにこんなことを言うのもアレなんですが…。
例えば105頁、「魔物狩りの専門家」「魔物討伐の専門家」と、
似た表現が近いスパンで連続しています。
117頁の「これなら~」の後に「だとしても」を地の文で重ねて使うことに違和感。
122頁「魔物が~テスタメントが~」の文章もおかしい(というか変だ)と思います。
他にも幾つかありましたが、うーん…。

偉そうに書いてる割にこのブログの文章は(推敲が甘いので)ガタガタです。申し訳ないです。

一転、ストーリーの雰囲気や設定は非常に良かったと思います。
神姫PROJECTの世界がどんな雰囲気なのか、正直ゲーム中からは読み取れないんですががが。
神ぷち4コマの様に、結構お気楽な感じなのかなあと思っています。
「明るい雰囲気」を書くのって意外と難しいのですが、
そういった表現がとても上手に感じられました。

もう一度書きますが、神姫PROJECTの世界はゲーム中からはほぼ見えてきません。
というのは、ゲームシナリオが「魔物フラグ」→「戦闘」でほぼ統一されてしまっている所為です。
シナリオ上の会話で生活水準や文明、文化については殆ど触れられません。
…まあ、抜きゲーとしてはそれで良いのかもしれませんけど。
そういう意味では、そうした背景を読み取れる本作はとても面白かったです。
また重ねてそういう意味で、氷上さんの描写手腕に感服します。

あと、主人公の性格付けや魔物の外見描写なども良いと思いました。
というか、主人公はゲーム中よりも明らかに有能で誠実で良い人ですね。
私もセイさんでプレイしたいぐらいです。

…etc etc、語り尽くせないぐらい感想はありますが、読後に一つだけ突っ込みを。
あれ、私60人超の神姫をぞろぞろ引き連れて旅してんの?

特典

シリアルコードで、神姫「デメテル」が付いてきました。

デメテルの性能は以下。

神姫/光属性/SR/ヒーラーType
MaxHP:740/Max攻撃力:5000

アビリティ:
ファーティリティ - 味方全体のHPを回復(小)
グレアパージング - 敵単体に2~3倍光属性ダメージ
ステートオブグレース - 自分の攻撃アップ/敵単体の防御ダウン(小)


…ファーティリティの回復上限が気になる(wikiを見ろ。

前回のファロールと違ってお手軽価格ではあるので、一応相応だと思います。
光属性が薄い人は持っていても損ではない気がする。多分。

攻撃アビが混じっているのは初心者を意識した感じでしょうか。
あとがきにそんな感じのことが書いてありましたし。



シリーズ化されることが仄めかされているのですが、続くのでしょうか?
それはともかく、17日にはアンソロジーコミックの発売が予定されています。
こちらも楽しみに待っています。

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